HOME > 出会い&恋愛 > 【いとこを好きになった】告白前に知るべき3つの覚悟
小さい頃から、兄弟のように当たり前に隣にいた、いとこ。
その存在が、いつからか特別な意味を持つようになってしまった…。
この気持ちを伝えたい。でも、もし伝えてしまったら、
今のこの心地よい関係も、家族との関係も、全てが壊れてしまうかもしれない。
「好き」という気持ちと、「関係を壊したくない」という恐怖の間で、
一歩も踏み出せずに、一人で苦しんでいませんか?
その慎重な気持ちは、とても大切です。
いとことの恋は、勢いだけで進めてはいけない、特別な関係だからです。
この記事では、あなたの告白が「後悔」に繋がらないように、
想いを伝える前に、心に決めておくべき「3つの覚悟」について、
一つひとつ丁寧に解説していきます。
この記事を読めば、今のあなたが「告白すべきか、秘めておくべきか」を
冷静に判断するための、明確な基準が手に入ります。
そして、たとえどんな結果になったとしても、
「あの時、ちゃんと考えて決断したんだ」と、自分自身に胸を張れるような、
後悔のない選択をするための「心の準備」ができるでしょう。
「いとこを好きになってしまった…」
その気持ちに気づいた時、多くの人が「これって本当の恋愛なのかな?」「ただ仲が良いだけ?」と、自分の感情にさえ確信が持てず、混乱してしまいます。
告白や次のステップを考える前に、何よりもまず、あなた自身の気持ちと、相手との関係性を冷静に見極めることが大切です。
この章では、そのための具体的なセルフチェックの方法を解説します。
幼い頃から一緒に過ごしてきた「いとこ」という存在は、他の誰よりも安心できる特別な存在です。だからこそ、その強い親近感を、恋愛感情と勘違いしてしまうことがあります。
まずは、以下の質問で、自分の気持ちを確かめてみましょう。
もし、これらの質問に複数当てはまるなら、その感情は「家族としての安心感」ではなく、「一人の異性としての特別な好意」である可能性が高いと言えるでしょう。
自分の気持ちが「恋」だと確信できたら、次に気になるのは相手の気持ちですよね。しかし、ここでも「親戚だから優しいだけかも…」という壁が立ちはだかります。
相手の優しさがどちらなのか、見極めるためのヒントを比較してみましょう。
ここで最も重要なのは、相手の優しさを、自分に都合よく「脈あり」だと勘違いしないことです。客観的な視点を忘れないようにしましょう。
自分の気持ちが「恋」だと確信できたなら、次に向き合うべきは、この恋愛における最も高く、そして避けては通れない壁、すなわち「家族・親戚」の存在です。
法律上は問題なくても、感情的には受け入れられない、という親族は少なくありません。
告白という一歩を踏み出す前に、まず一つ目の「覚悟」として、家族関係が大きく変わってしまうリスクについて考えてみましょう。
「どうして分かってくれないんだ」と感情的になる前に、なぜ親族が反対する可能性があるのか、その心理を理解しておくことが大切です。
その理由は、主に3つ考えられます。
一つ目は、昔ながらの「常識」や「世間体」です。「いとこ同士なんて、みっともない」という、世代間の価値観の違いが根底にあります。
二つ目は、将来生まれてくるかもしれない「子どもへの影響」に対する、漠然とした不安です。
そして三つ目が、「親戚関係の複雑化」への懸念です。兄弟姉妹の子供同士が結婚することで、「関係性がややこしくなる」と感じてしまうのです。
親たちの反対は、二人の人格否定ではなく、彼ら自身の「常識」や「不安」から来ていると理解することが、冷静な対話への第一歩となります。
もし、あなたがこの恋を進めるのであれば、最悪の場合、親族の誰からも祝福されない可能性も覚悟しなくてはなりません。
家族の集まりで、二人の関係が気まずい空気を生んでしまったり、最悪の場合、どちらかの親と縁が切れてしまったりするケースもゼロではありません。
それは、社会的な偏見よりも、ずっと辛く、孤独な戦いになるかもしれません。
だからこそ、自分自身に問いかけてみてください。
「たとえ親族全員に反対されても、二人で乗り越えていく」という強い覚悟が、今のあなたにありますか?
この問いに、胸を張って「はい」と答えられないうちは、まだ行動すべき時ではないのかもしれません。
親族からの反対を乗り越える覚悟ができたとしても、もう一つ、絶対に考えておかなければならないリスクがあります。
それは、「もし、二人の関係がうまくいかなかった場合」のことです。
通常の恋愛なら、別れれば他人です。しかし、いとこは違います。
二つ目の「覚悟」として、この逃れられない関係性がもたらす、特有のリスクと向き合いましょう。
これが、いとこ同士の恋愛における最大のリスクです。
どれだけ大恋愛をし、そして壮絶な別れを経験したとしても、二人が「いとこ」であるという事実は、生涯変わりません。
LINEをブロックして、SNSのフォローを外せば関係が終わる、というわけにはいかないのです。
あなたの親と相手の親は兄弟姉妹であり、あなたたちの祖父母は同じです。良くも悪くも、相手の人生の節目は、あなたの耳にも必ず入ってきます。
別れた相手と、親戚として一生付き合い続けなければならない。
この事実は、別れた後の心の傷を、より深く、そして長く続くものにしてしまう可能性があります。
「一生続く気まずさ」とは、具体的にどのような状況でしょうか。少しだけ、未来をシミュレーションしてみましょう。
その気まずさに、あなたと相手は、そして周りの家族は、耐えられますか?
この恋を始める前には、そんな未来が訪れる可能性も、冷静に考えておく必要があるのです。
もし、あなたと相手の気持ちが通じ合い、将来を真剣に考えるようになった時。必ず向き合うことになるのが「結婚」と「子ども」に関する問題です。
このテーマは、多くの誤解や漠然とした不安に包まれています。
三つ目の「覚悟」として、感情論ではなく、正しい「知識」を持って、二人の未来について考えてみましょう。
まず、最も重要な法律上の問題についてです。
「いとこ同士って、結婚できないんじゃ…?」と思っている方もいるかもしれませんが、それは誤解です。
結論から言うと、日本の法律では、いとこ同士の結婚は全く問題なく、法的に認められています。
日本の民法で結婚が禁止されているのは、「直系血族(親子など)」と「三親等内の傍系血族(兄弟姉妹、おじ・おばと甥・姪)」です。
「いとこ」は「四親等」にあたるため、この規定には含まれません。そのため、婚姻届も問題なく受理されます。
次に、多くの方が心配される、子どもへの遺伝的な影響についてです。
これは非常にデリケートな問題ですが、正しい知識を持つことが大切です。
まず、血縁関係のない夫婦の場合でも、子どもが何らかの先天性の疾患を持って生まれる確率は、一般的に2~3%と言われています。
いとこ同士の夫婦の場合、そのリスクが1.7~2.8%ほど上乗せされ、合計で4~6%程度になるとされています。
確かにリスクは上がりますが、見方を変えれば「94%以上の確率で、健康な子どもが生まれる」ということでもあります。
リスクはゼロではありませんが、過度に恐れすぎる必要のない数字だと、まずは冷静に受け止めることが重要です。
もし、それでも不安な場合は、遺伝カウンセリングなどで専門家にご相談ください。
いとこを好きになってしまった、という苦しい胸の内。そして、その恋を成就させるために乗り越えるべき、様々な壁について解説してきました。
この恋をどうするのか、最終的に決断するのは、あなた自身です。
最後に、あなたが後悔のない選択をするために、心に留めておいてほしい「3つの覚悟」を、もう一度確認しましょう。
法律的には問題なくても、家族や親戚から祝福されない可能性は十分にあります。社会的な常識や、あなたを心配する気持ちから、強い反対にあうかもしれない、という覚悟です。
もし関係がうまくいかなくても、二人は「親戚」として一生顔を合わせ続けることになります。その気まずさに耐え、相手の幸せを遠くから見守る覚悟が必要です。
結婚は法律上可能であること。そして、子どもへの遺伝的リスクはゼロではないが、過度に恐れる必要はないこと。感情だけでなく、正しい知識を持って、二人の将来と向き合う覚悟が求められます。
いとことの恋愛は、決して簡単な道ではありません。
しかし、これらの「覚悟」を持った上で、それでも「この人でなくてはダメだ」と心から思えるのであれば、その気持ちは本物なのでしょう。
どんな選択をするにせよ、それがあなた自身で考え抜き、納得して下した決断であることが、何よりも大切です。
あなたの未来が、後悔のない、幸せなものであることを心から願っています。
Tags: いとこを好きになった
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